こんにちは。
生活知恵袋運営委員 作業療法士のワルパンです。
今回は『知っておきたい!アームスリングの利点』について情報をシェアします。

脳卒中による後遺症で多くみられる症状の1つに『肩関節の亜脱臼』があります。

肩関節は身体の関節の中で最も自由に動かせる関節である一方、最も脱臼しやすい関節でもあります。

亜脱臼が生じると腕の重みで体のバランスが崩れて歩きにくさが増したり、肩の痛みが生じたりと日常生活に支障をきたします。

そんなときに便利なのが『アームスリング』です。

アームスリングは従来から一般的に使用されている道具ですが、2021年に実施された研究では、脳卒中片麻痺の方がアームスリングを装着することで歩行速度が向上するという可能性も示されています。

 

しかし、アームスリングは「いかにも」という感じがして「街中でつけるのはちょっと抵抗がある…」、「人目が気になる…」といった方もいらっしゃるかと思います。

そんな方にオススメしたいのがケアウィルさんで開発された『アームスリングケープ』です。

既存のアームスリングは、1人で着脱することが難しかったり、洋服に合わせにくいといった欠点がありますが、アームスリングケープはそれらの問題を解決できるデザイン性と機能性を兼ね備えた製品かと思います。

ご興味ある方はぜひこちらのサイトを訪ねてみてください。

また、片麻痺の方の服選びに関してはこちらのnoteも参考になるのでよろしければご参照ください(^^)。

今回の『生活知恵袋』は以上です٩( ‘ω’ )و。
情報提供にご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
生活知恵袋の情報はあくまで投稿主様個人の経験に基づくものであり、万人に当てはまるものではない事をご了承ください。(※本文の中でご紹介した研究は『アームスリングケープ』を用いた行ったものでは無いことをご承知おきください。)
また、医療従事者の方は代償手段ありきでは無く、対象者の方の回復可能性、生活背景、価値観や心理状態などを鑑みたうえで情報提供を行うようにしましょう。

では、また次回の記事でお会いしましょう👋